Words&Behavior Therapy
言葉とふるまいで心を癒す 接遇セラピー
自分を癒す

自己肯定感って何?〜介護の現場で自分を見失わないために〜

介護の仕事は、心を込めて「人と接する」尊い志事です。
ですが、優しさゆえに一緒に働く人のご高齢者への応対が気になったり、自分の想いを後回しにしてしまったり、自信をなくしてしまうこともあるのではないでしょうか?

そんな時に大切になるのが「自己肯定感」です。


自己肯定感は、一本の木のようなもの

「自己肯定感」は、決して「根拠のない自信」ではありません。
それはまるで一本の木のように、根・幹・枝・葉・花・実…すべてが繋がって育っていくものです。


【根】自尊感情

「私には価値がある」と、自分の存在そのものを認められる感覚。
ここがしっかりしていれば、どんなときも自分を見失わずにいられます。

【幹】自己受容感

うまくできない自分、落ち込んでいる自分…どんな自分も「これでいい」と受けとめる力です。

【枝】自己効力感

「私にもできるかもしれない」と思える気持ち。新しいことに一歩踏み出すために欠かせません。

【葉】自己信頼感

自分の選択や判断を信じることができる、という安心感です。

【花】自己決定感

「どうするかは自分で決められる」ことは、介護現場でも人生でも、とても大切な感覚です。

【実】自己有用感

「誰かの役に立っている」と実感できると、自信と生きがいが芽生えます。


自分を育てながら、誰かを支える

介護の現場では、相手の人生を尊重しながら関わる力が求められます。
でも、それにはまず「自分自身の根っこ」をしっかり育てることが欠かせません。

あなたの優しさは、決して「自己犠牲」であってはいけません。
自分を認め、信じ、育てていくことで、もっと穏やかに、もっと心豊かに、相手と向き合えるようになります。


このような「自己肯定感」を育てる方法を、私たちの【接遇セラピー講座】で学べます。
言葉とふるまいで相手を癒すために――まずは自分自身を大切にするところから始めてみませんか?