~相手が怖くなくなるまでの物語~
はじめに
利用者様との関わりで、こんな経験はありませんか?
「今日も忙しくて、つい事務的な言葉遣いになってしまった…」 「もっと優しく接したいのに、現場の雰囲気に流されてしまう…」
私自身も同じような葛藤を抱えていました。今日は、様々な学びを通して自分自身を癒し、相手との関わりが変わっていった私の経験をお伝えします。
相手が怖くなくなるまでの経過
かつての私の悩み
以前の私は、利用者様やご家族とのコミュニケーションに不安を感じていました。
心の中では…
- 眠いかな、作業中だな
- お風呂嫌いだもんな
- 表情険しいな
このような思いを抱きながら、相手によって近づきにくさを感じていました。
具体的な困りごと
- 1対1のリハビリの時間や入浴のお誘いに緊張が伴う
- こわごわ、引きながらコミュニケーションを取っている自分
相手に気を遣っているようで、実は自分がどう思われるかの恐れが先に立っていたのです。
様々な学びが教えてくれたこと
コミュニケーション講座、ヒーリングセッション、自己プロデュース講座、グループコンサルティングなど、様々な学びの場で私は大切なことを発見しました。
1. 自分自身を受け入れてもらう体験
講座やセッションで、完璧でない自分もそのまま受け入れてもらえる安心感を初めて知りました。
2. どんな自分にもOKを出す練習
「今日は疲れている」「うまく話せない」そんな自分にも優しくなれるように、少しずつ学んでいきました。
3. 事実と解釈、事実と感情を分ける視点
ヒーリングやコーチングを通して、相手の「表情が険しい」のは事実だけれど、「私を嫌がっている」は私の解釈かもしれないということを理解できるようになりました。
4. すべてを聴く姿勢そのものが相手を支える
グループコンサルで学んだのは、技術やテクニックより、まずは「聴こう」とする心が相手に伝わるということでした。
5. 影響を与える自覚=立場をとる
様々な学びを通して、私たちの存在そのものが相手に影響を与えているという自覚を持てるようになりました。
自分を癒すことから始まった変化
この様々な学びを通して、まず自分自身が癒されていくことを実感しました。そして、その変化が自然と利用者様との関わり方にも現れるようになったのです。
以前は…
- 相手の機嫌を伺いながら話しかける
- 断られることを恐れて遠慮がちになる
- 忙しさに追われて心の余裕がない
今では…
- 相手の状況を観察しながらも、自然に声をかけられる
- 拒否されても「今はそういう気分なんだな」と受け入れられる
- 一呼吸置いて、相手の立場に立って考えられる
あなたも自分を癒すことから始めませんか
もしあなたが今、利用者様との関わりで悩んでいるなら、それはあなたが心ある介護士である証拠です。
私が体験した学びの場
- コミュニケーション講座や自己プロデュース講座での気づき
- ヒーリングセッションでの心の癒し
- グループコンサルティングでの仲間との学び合い
これらの経験から生まれたのが「接遇セラピー」という考え方です。まず自分自身の大切にしたいもの見つめ、自己を癒し、受け入れることで、自然と相手への関わり方も変わっていく。そんなアプローチを大切にしています。
最後に
介護の現場は確かに忙しく、時には管理的な雰囲気に流されそうになることもあります。でも、あなたの「相手を尊重したい」という想いは、必ず利用者様に届きます。
言葉とふるまいで心を癒す接遇セラピー。あなたらしい優しさを、もっと自然に表現できるようになりませんか?
「接遇セラピー」は言葉とふるまいで心を癒すというコンセプトで、まずは「自分自身の大切にしたいものを見つめ大切にする=自分を癒す 」ことから始まるアプローチを大切にしています。あなたらしい温かさを、もっと自然に表現できるお手伝いをさせていただければと思います。